相続の手続

相続は、その方が亡くなってすぐに開始されます。

だれがどのくらい相続するのかは法律で決められていて、相続人になればさまざまな手続きが必要になります。今回はその「相続の手続き」についてわかりやすく説明します。

被相続人（死亡した人）が亡くなり、相続が開始
７日以内に死亡届を提出します。
相続するかしないかを決める
３カ月以内に決定しなければなりません。だいたいの遺産を把握し、遺言書の有無、ある場合は内容を確認し
たうえで、相続するかどうかを決定します。
（１）相続（単純承認）する場合は３へ
３カ月以内に何もしなければ自動的に単純承認となりますので、注意が必要です。　
（２）相続しない（相続放棄）場合、もしくはプラスの財産のみの範囲で相続する（限定承認）場合は、家庭
裁判所に申し立てを行い、受理してもらいます。
なお、限定承認の場合は受理後４へ
相続する場合
１０カ月以内に以下のことをしなければなりません。
遺言書がある場合、遺言書をもとに遺産を分割し、遺言書がない場合、相続人全員で遺産分割協議をします。
相続人の人数が確定したら、遺産を財産ごとに評価、計算して総財産を算出します。次に遺言書がない場合は
分割協議で、だれがどの財産を引き継ぐかを取り決めます。
相続税の申告・納付
相続開始後１０カ月以内に、相続税の申告・納付を行います。
相続財産の名義を書き換える
時期は任意です。

ざっとこういう感じで基本をおさえてみましょう。

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